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ベニントン(USS Bennington, CV-20)は、アメリカ海軍の航空母艦。エセックス級航空母艦としては11番目に就役した。艦名はアメリカ独立戦争でベニントンの戦いが行われたバーモント州ベニントンに因む。その名を持つ艦としては二隻目。 == 艦歴 == ベニントンは1944年2月28日にニューヨーク海軍造船所で進水、メルビン・J・マース夫人(ミネソタ州選出国会議員マースの妻)によって命名、進水し、1944年8月6日に初代艦長J・B・サイクス大佐の指揮下就役した。 12月15日、ベニントンはニューヨークを出港、21日にパナマ運河を通過した。1945年1月8日真珠湾に到着し、カロリン諸島のウルシー環礁に進出、空母機動部隊に2月8日合流する。ウルシー環礁から日本本土攻撃(2月16、17日、25日)、小笠原諸島(2月18日 - 3月4日)、沖縄(3月1日)、そして沖縄戦支援(3月18日 - 6月11日)を行った。4月7日、ベニントンの艦載機は東シナ海での戦闘に参加する。この戦闘では戦艦大和、軽巡洋艦矢矧および4隻の駆逐艦が沈没している。6月5日、ベニントンは沖縄本島沖合で台風のため損傷し、修理のためレイテ島に後退、6月12日に到着している。修理完了後7月1日にレイテ島を出港、7月10日から8月15日にかけて日本本土攻撃に参加している。 ベニントンは10月21日まで西太平洋における作戦活動を継続、日本占領支援を行った。9月2日、日本の降伏調印式典においてベニントンの艦載機は東京湾上を飛行した。ベニントンは1945年11月7日にサンフランシスコに到着し、1946年3月にパナマ運河を通過、バージニア州ノーフォークに向かう。不活性化オーバーホールの後1946年11月8日に予備役となった。 その後ベニントンは1950年10月30日からニューヨーク海軍造船所で近代化改修に入り、1952年11月13日にCVA-20に艦種変更、再就役する。ベニントンの飛行甲板は43フィート延長され、8フィート幅が広げられた。近代化の目的はジェット機の運用であった。飛行甲板からは5インチ砲が撤去され、3インチ砲に変更された。 1952年11月13日、デヴィッド・B・ヤング艦長の指揮下ベニントンは再就役した。再就役式典にはダン・A・キンボール海軍長官を含む1,400名以上が参加し、R・H・ヒレンコーター海軍少将はベニントンを「我が艦隊で現在最も近代的な空母である」と語った。 ベニントンは1970年1月15日に退役した。1989年9月20日に除籍され、1994年1月12日に売却、インドでスクラップにするため太平洋を牽引された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベニントン (空母)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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